Razer(レイザー)社が販売するゲーミングキーボード「 BlackWidow Elite 」を購入したので、実際に使ってみた感想をレビューとしてまとめていきたいと思います。
カッコよく、使いやすく、かなり満足しているので、ゲーミングキーボードをお探しの方は参考にしてみてください。
「BlackWidow Elite」の良かったところ・メリット
- 操作性は文句なし&リストレストで安定感抜群!
- 音量操作が簡単
- USBパススルーが便利
「BlackWidow Elite」の悪かったところ・デメリット
- 手汗の汚れが目立つ
- 暑い季節はリストレストの手汗が気になる
- 人によっては緑軸の打鍵音は気になる
もくじ
Razer BlackWidow Eliteとは?特徴・性能・スペック
BlackWidow Eliteの製品情報 | |
接続方式 | 有線 |
配列・キー数 | 日本語配列/英語US配列 |
キースイッチ | Razer™ メカニカルスイッチ(グリーン、オレンジ、イエロー) |
キー耐久性 | 8,000万回 |
ロールオーバー | 10キーロールオーバー アンチゴースト |
ソフトウェア | Razer Synapse 3 対応 |
オンボードメモリ | 最大5つのプロファイル |
USBパススルー | あり(USB 2.0 とオーディオパススルー) |
ケーブルの長さ | 2m |
サイズ | 幅448 x 奥行164 x 高さ42.3 mm |
質量 | 1.42 kg |
価格 | 16,980円 |
発売日 | 2019年2月15日 |
BlackWidow Elite(ブラックウィドウ エリート)とは、Razerが販売しているゲーミングキーボードで、BlackWidowの上位モデルです。
BlackWidowシリーズは、Razerの代表的なメカニカルキーボードシリーズとして人気で、自分の好みのメカニカルスイッチを選ぶことができます。
用語解説
- ロールオーバー:複数のキーが同時に押されたとき、キーが正しく認識されること。10キーロールオーバーは10キーまで認識可能。
- アンチゴースト:複数のキーが同時に押されたとき、誤入力を防ぐための機能のこと。
- オンボードメモリ:PCではなくデバイス本体に割り当てた設定を保存できる機能のこと。
- USBパススルー:キーボード本体にUSBポートが搭載されていること。
【Razer ブラックウィドウシリーズ】BlackWidowとBlackWidow Eliteの違い
BlackWidowシリーズの
それぞれの違いは下記のとおり
BlackWidow Elite | BlackWidow | |
キースイッチ | グリーン、オレンジ、イエロー | グリーン、イエロー |
オンボードメモリ | 〇 | 〇 |
カスタマイズ可能なキー | 〇 | 〇 |
マルチファンクションデジタルダイアルとメディアキー | 〇 | × |
USBとオーディオパススルー | 〇 | × |
リストレスト | 〇 | × |
主な違いは4つあり、AmazonだとBlackWidow Eliteの方が6000円程高いようになっています。
違い①オレンジスイッチの有無
大きな違いは、オレンジスイッチの有無です。
BlackWidow Eliteは、グリーン、オレンジ、イエローの3色から選べますが、BlackWidowは、グリーン、イエローの2色のみです。
キースイッチの特徴について、下記にまとめてみました。
Razer Green Switch (グリーン) |
Razer Orange Switch (オレンジ) |
Razer Yellow Switch (イエロー) |
|
キーストローク | 4.0mm | 4.0mm | 3.5mm |
アクチュエーションポイント | 1.9mm | 1.9mm | 1.2mm |
押下圧 | 50g | 45g | 45g |
タクタイル感(クリック感) | 〇 | 〇 | ×(リニア触感) |
打鍵音 | クリック音 | 静音 | 静音 |
特徴 | ゲーミングとタイピングに最適 マルチジャンル対応 |
静音ゲーミングとタイピングに最適 マルチジャンル対応 |
ハイペースなゲーミングに最適 FPS/MOBA 推奨 |
キースイッチは好みが分かれます。
わたしは、打鍵感とカチャカチャした打鍵音がある方が好きなのでグリーンスイッチを購入しました。
もしも、実際に店舗などでキーボードを触る機会があれば、ぜひ一度触ってみて、自分にはどれが合うのか?試してみることをおすすめします。
用語解説
- キーストローク:キーを押したときに、キーが沈み込む深さのこと。
- アクチュエーションポイント:キーを押したときに、内部のスイッチがOFFからONに切り替わるポイントのこと。
- 押下圧:キーボードのキーを押しこむ力のこと。
- タクタイル感:キーを押したときに「キーを押したな」という感覚があること。
- リニア触感:キーを押したときに、カチッとキーを押した感触はなく滑らかに押し込まれること。
違い②マルチファンクションデジタルダイアルとメディアキーの有無
マルチファンクションデジタルダイアルとメディアキーとは、キーボードの右上にあるボリューム調整や曲の一時停止・再生・変更ができる画像の部分のこと。(カスタマイズ可能)
キーボード上だけで簡単に音を操作できるので、個人的にはかなり使いやすいなと感じています。
違い③USBとオーディオパススルーの有無
BlackWidow Eliteには、キーボード左側面にUSB2.0とオーディオパススルーが搭載されています。
そのため、ゲーミングマウスやヘッドセットをパソコンではなくキーボードに挿すことができ、なかなか便利です。
違い④リストレストの有無
BlackWidow Eliteには、リストレスト(パームレスト)が付属品としてついてきます。
長時間キーボードを使用していると、腕や手首が疲れてきますが、リストレストがあると手首が安定し、疲労を軽減できるため助かります。
Razer BlackWidow Eliteの簡単レビューまとめ
実際に、BlackWidow Eliteを使ってみた感想を簡潔にまとめると下記のとおり
結論だけ先に知りたい方は参考にしてみてください。
「BlackWidow Elite」の良かったところ・メリット
- 操作性は文句なし&リストレストで安定感抜群!
- 音量操作が簡単
- USBパススルーが便利
「BlackWidow Elite」の悪かったところ・デメリット
- 手汗の汚れが目立つ
- 暑い季節はリストレストの手汗が気になる
- 人によっては緑軸の打鍵音は気になる
さすがにキーボードは安定しており、心地よく入力できるため、定番のゲーミングキーボードを探している方におすすめ。
また、リストレストがあることで、さらに手首が安定し使い心地がグッと上がります。
気になる点は、手汗が目立つこと、レザーレットのリストレストが暑い季節だと若干蒸れること。
打鍵音が気になる人は、静音性の高いオレンジスイッチもしくはイエロースイッチを選ぶようにしましょう。
【開封レビュー】Razer BlackWidow Eliteの形状・外観
今回購入したのが、「Razer BlackWidow Elite Green Switches」です。
緑と黒の箱を見ただけでRazerの商品だとわかりテンションが上がります。
- BlackWidow Elite本体
- ケーブル
- リストレスト(パームレスト)
- 説明書
- Razerステッカー
箱の中身は以上で、BlackWidowにはリストレストが付属していません。リストレストは上位版のBlackWidow Eliteにのみ付属しています。
今回、 BlackWidow Elite (US配列)をタイで購入したので、タイ語が記載されています。
フルサイズのキーボードで、ずっしりとした重さ(1.42kg)があります。
裏面には、滑り止めのラバーが5か所取り付けられています。
スタンドがついているためキーボードの高さを3段階で調節することができます。
また、ケーブルは中央・左右と3方向に出せるようになっています。
左側面にUSB2.0とオーディオパススルーが搭載されています。
右側面には、マルチファンクションデジタルダイアルがあるのみです。
右側のマルチファンクションデジタルダイアルは、音量を調節したり、クリックすることで音をミュートにすることができます。
3つあるメディアキーをそれぞれクリックすることで再生/一時停止、または曲のスキップといった操作が可能です。
どちらも機能をカスタマイズ可能。
インジケーターはこのとおり
白く光ったり、赤く光ったりします。
BlackWidow Eliteに付属しているのが、こちらのリストレスト(パームレスト)
高級感があり、柔らかく手首を包み込むようにサポートしてくれます。
裏面には滑り止めのラバーシートが6個ついています。
このようにリストレストにもRazerのロゴが刻印されています。
リストレストは、磁石でピタッとキーボードに貼りつくため、手元がグラついたり不安定になるといったことはありません。
試しにリストレストなしでキーボードを使ってみましたが、個人的にはリストレストがあった方が手元が安定しタイピングしやすくなると感じました。
ケーブルコネクタは、このように3種類あり、キーボード用・USBポート用・3.5mm端子用となっています。
【使用感レビュー】Razer BlackWidow Eliteの使い心地
実際に、 BlackWidow Elite を使ってみた感想を紹介します。
操作感・打ち心地・打鍵音
キーボード本体だけでどっしりとした重さ(1.42kg)があるため、多少荒くキーを叩いてもビクともせず、しっかり安定しています。
キーボード自体に高さがあり、リストレストがないと手首が疲れる感じがしますが、リストレストがあることで手首が安定するため、個人的にはリストレストは絶対にあった方がいいなと感じています。
打鍵音ですが、今回購入したのはグリーンスイッチなので、「カチャカチャ」とした音がします。
通話中でも相手にハッキリとキーボードを叩く音が聞こえるので、配信をする方や、夜間に家族に迷惑をかけたくない方などは、静音性の高いオレンジスイッチもしくはイエロースイッチを選ぶことをおすすめします。
キースイッチ・キーキャップ
今回グリーンスイッチを購入したので、キースイッチはご覧のように緑色になっています。
押し込むとクリック感と、カチッという打鍵音があります。
キーキャップは透過型で素材はABS樹脂が使われています。
ソフトウェア・ライティング
Razer Synapse 3を使ってボタンのカスタマイズやライティングなど様々な設定ができます。
それぞれ変更したいキーを選択し、設定していくことが可能です。
キーボードのライティングの設定も可能。
- ウェーブ:左右に流れるように光る
- オーディオメーター:音に反応
- スターライト:キーがランダムにキラキラ光る
- スタティック:選択した色で光り続ける
- スペクトラムサイクリング:いろんな色で光り続ける
- ファイヤ:炎のようにメラメラ光る
- ブリージング:選択した色が穏やかに点滅
- ホイール:車輪のようにクルクル回りながら光る
- リアクティブ:押したキーが光る
- リップル:押したキーを中心に波紋のように光る
- 環境認識:ディスプレイに表示されている色に合わせて光る
クイック効果は上記のとおりで、他にもさらに細かく設定していくことができます。
「ディスプレイがオフになったとき」にチェックを入れておくと、パソコンを消しているときはキーボードのライトが消えるのでおすすめです。
発色も綺麗でテンションが上がる!
Razerのロゴの部分も光ります。
気になるところ・デメリット
唯一気になったのは、手汗の汚れが目立つことです。
汗っかきの人は、結構汚れが気になるかなと。
汚れが気になる人は、こまめに手入れする必要があります。
また、レザーレットのリストレストは暑い季節だと若干蒸れるかな~といった気がします。
良かったところ・メリット
入力面は安定していて文句のつけようはありません。
先ほども説明しましたが、USBパススルーが何気に便利です。
ヘッドセットなどゲーミングデバイスを挿して利用したり、無線マウスのレシーバーを挿すことも可能。
マルチファンクションデジタルダイアルとメディアキーも便利で、個人的には音量調節をよく使っています。
まとめ
こんな人におすすめ
- 定番のゲーミングキーボードが欲しい方
- とにかく性能がよくてカッコいいキーボードが欲しい方
こんな人にはおすすめしない
- 手汗が気になる人
- リストレストを使いたくない方
いろいろ書きましたが、 BlackWidow Elite を購入して大満足しています。
音量調節・USBパススルーなど細かな機能も便利で、リストレストがあることで長時間キーボードを使っていても疲れません。
とにかくカッコいいゲーミングキーボードが欲しいという方は、選んで後悔はしないかと!